社団法人全日本愛鱗会

泳ぐ宝石 錦鯉

錦鯉の品種

4.べっ甲(べっこう)

べっ甲は多くは大正三色の生産過程で作出される鯉で、地体には白、赤、黄があり、これに大正三色系の墨斑が乗り、それぞれ白べっ甲、赤べっ甲、黄べっ甲となります。大正三色と同様に、頭部に墨斑が入らないのが原則ですが、体部の墨のバランスを乱さないものであれば、小さい墨点の存在は許されています。

白べっ甲
白地で見せる錦鯉であるため、より美しい白地が要求される。特に、頭部や頬、口先の白さが大切で、この部分が飴色であったり黄ばんでいると品種としての価値を下げる。
赤べっ甲
地体が赤一色で、その上に墨斑が点在する。鰭の先や腹も赤いものが本来の赤べっ甲であるが、最近は見かけられなくなり、手鰭や尾鰭の先が少々白いものも赤べっ甲として認められているのが現状。よく似た品種に赤三色(あかさんけ)があるが、赤三色は赤が多くても必ず体部のどこかに白地をもち、一般には腹部が白いので見分けられる。また、赤三色の手鰭は全体が白く、赤べっ甲のように手先だけ白いものとは異なる。
黄べっ甲
黄べっ甲は純粋には大正三色系ではないが、白べっ甲、赤べっ甲と同じく品評会ではべっ甲の部で審査される。黄べっ甲の優秀鯉はきわめて数が少ない。